世の中の片づけには一般的なテンプレートがあります。
服は作りつけ(※)のクローゼットに入れて、食器はキッチンに置いて…と、ドラマでよく見るような形です。
(※)取りはずしの出来ないように取り付けられた物
でも、その思い込みから、何となくこれはここ、これはここ…というように、目的や用途があいまいな収納になってしまっているのかも…。
そうすると、片づけているのに不便という状態が生まれます。
万人向けではない、あなたの生活に寄り添った収納とはどんなものかを探っていきましょう。
片づけても逆に不便…その原因
自分に合った収納スペースになっていないから、これに尽きます。
人によっては、一般的な収納方法で、一般的なスペースの使い方で合う人もいるでしょう。
でも、合わない人は同じ方法で片付け続けていても、永遠に不便なまま。
思い当たるところがある方は、万人向けの収納は今日から卒業しましょう。
自分に合った収納スペースの作り方
2つの視点から、自分に合った収納スペースを作っていきましょう。
大切にしているものから考える
あなたが今1番大切にしている、譲れないものは何?

好きなアイドルのCDをすぐ聞ける状態にしておきたい
ファッションが好きなので、服・靴・バッグに囲まれていたい
リビングにワインセラーを置きたい
こんな風に、人それぞれ譲れないものは違いますよね。
その譲れないものがどのくらいのスペースが必要なのか、どうなっていれば最も使いやすいのかを考えることが大切です。
そのとき、一般的な常識にとらわれないことに注意してください。
極端な例で言えば、部屋全体の収納をすべて使ってしまってもいいということです。
譲れないもの以外は、譲れるもの。譲れるものの量を減らせば、もっと有効的にスペースを使うことができますよ。
行動スタイルから考える
「あーこれ不便だなぁ…」「あれ、○○どこいった?」は改善のチャンスです!

諦めてそこを置き場にしてみましょう。
置き場が合ってない状態での収納は不便なだけです。諦めて出しっぱなし、というのもありかもしれませんよ。
自分に厳しくなりすぎず、やりやすい形にしていきましょう。
いつもなくなる物
知らず知らずに持ち歩いてしまうことが原因。持ち歩かず、定位置でだけ使うようにしましょう。
物が見つからない、物が落ちてきて痛い…など“イラッ”とした時
イラッとする原因を取り除くための収納改善をしましょう。
まとめ
片づけても不便、リバウンドしてしまう理由は、自分に合った収納スペースになっていないから。
自分の譲れないものを最優先にして、収納スペースを決めましょう。
これ不便だなぁ…と思ったとき、自分がいつもこうしてしまうなぁ…と気づいたときは、自分の行動の癖に逆らわず、収納方法を変更することを検討してみてくださいね。